2017年甲子園1番乗りをかけて沖縄4校が激突!興南・糸満・八重農・美来工科

 今年も夏になり、高校野球の熱い舞台である夏の甲子園が始まります!
そして、甲子園出場が一番最初に決まる沖縄県では7月15日準決勝、16日に決勝が行われます。
 準決勝では、興南対糸満、八重農対美来工科となっています。
シード校は、興南と美来工科の2つが残り、ダークホースとも言われる糸満と八重農も強豪を打ち破ってきました。

 2017年の夏の甲子園、一番乗りの切符を手にするのはどの高校なのか?!
気になる両カードの解説を書いていきます。

興南対糸満

 まず、準決勝1試合目の興南対糸満ですが、興南高校はシード校にも指定されており、夏の甲子園の常連でもあります。
興南高校は投打共に安定した戦力で、特に豊富な投手陣が揃っており、1年生の期待の宮城大弥選手はU-15の日本代表にも選ばれており、準決勝でも登板の可能性が考えられます。

 糸満高校は、準決勝までにバントと機動力を組み合わせた野球で勝ち上がってきました。犠打数は4高校の中でもトップとなっており、ノーアウトでランナーが出ればバントを仕掛け、3バントでもチャレンジしてきます。

 下馬評では、興南高校の方が優勢となっていますが、糸満も守りが堅いチームのため、ロースコアのゲームとなりそうです。

八重農対美来工科

 準決勝2試合目の八重農対美来工科は、美来工科がシード校で勝ち上がってきており、春季大会準決勝で美里工業に敗れるも、3位決定戦では興南高校に17対10で勝利し、3位という実力です。美来工科、注目の選手は、エースの山内慧選手!抜群の安定感で相手打線を抑えてきました。

 対する八重山農林高校は、創部以来初のベスト4ということでチームとしても盛り上がっています。投手陣は6人いるなど豊富な層で上手く継投しながらベスト4まで勝ち上がり、打線も準々決勝の浦添商業戦では、15安打の攻撃力で6点を奪いました。投打ともに噛み合った野球で勝利を目指します。

 下馬評では、シード校の美来工科が優勢ですが、八重山農林の爆発力は高校野球の独特の勢いが怖いものがあります。また、美来工科エースの山内選手は、今大会で登板数が多いため、疲れを貯めずに試合に挑むことができるか、八重山農林が山内選手を打ち倒すことができるかどうかが肝となりそうです。

 やはり、ここまでくると両試合もどちらが勝ってもおかしくない状況で、両試合の結果を楽しみにまちます。