新軟式ボールM球の実打撃やノック動画がアップされています!違いはあるのか?!

 平成30年から新たに使われることになった軟式ボールM球!
今までのA球、B球を統一してM球というボールになります。
大きさはA球と同じで重量は少し重くなり、硬いためボールのバウンドが低くなるのではないかという情報はよく流れていましたが、実際にM号球の情報は今まで全く出ておらず、実物も出回っておらず、写真だけの情報しかありませんでした。

 しかし、Youtubeにて野球関係の動画をアップしていることで有名なクーニンさんがM球とA球を投げ比べてみたり、打ち比べたりしております。
実際にノックも行い、M球とA球でのバウンドの違いもクーニンズのメンバーが解説しています。

 こういう詳細なM球のレビューが出てくるのは嬉しいですね!
この動画を見て個人的に感じた新軟式ボールM球の特徴をまとめていきたいと思います!

M球は、送球感は昔の軟式ボールと似ている?

 まず、投げる際のボールの感触についてですが、実際に触っていないので分かりませんが、現在使われているA球にはないボールのくぼみ(ディンプル)がM球にはあります。
 ディンプルは、現在使われている1つ前の軟式ボールに採用されており、20代後半あたりは学生時代に使っているかと思います。
今回のM球にも同じくディンプルが採用されているので、ディンプルの形がハート型でくぼみの深さなどは変わるかもしれませんが、昔の軟式ボールと似たような感触になるのではないかと考えられます。

 動画を見る限りは、変化球には大きな影響ないかもしれませんが、握りやすさが変わるので人によっては変化球が投げやすくなる可能性があります。

M球は、現在のビヨンドでは飛距離が落ちてしまうのか?

 また、動画内ではウレタン系の柔らかいバット(ミズノ・ビヨンド)とコンポジット系バット(アンダーアーマー)と木製バットで打ち比べが行われていました!
ビヨンドで柵越えに要するのが球数がM球では多かったのですが、A球では即柵越えしていました。
 なので、ビヨンド系のバットは現在のA球が飛ぶように柔らかさなどを調整しているので、M球では今のところビヨンド系はそこまで大きなアドバンテージがありません。
 もちろん、今後メーカ側もM球用にバットを開発してくると思うので、そこで新たな技術を使ったバットが登場しそうです!
反対に、コンポジット系のバットはM球でも変わらず飛距離が出るようです。以前から予想ではコンポジット系のバットは、硬くなったM級のボールとは相性が良いのではないかという話があったので、安定した結果となっていますね。
 現在のところ、M球の対応したバットはどのメーカーも販売していないため、新しく開発されたM球対応のバットが出てくるまでは我慢するのがオススメです。
しかし、どうしても今バットが欲しい方はコンポジット系のバットを選んでおけばハズレは無さそうです。
 ゼットのブラックキャノンなどのカーボン系もM球と相性が良いのではないかと噂されています。

M球はバウンドが変わる?

 M球では、硬くなったためバウンドが低くなり、硬球に近いバウンドになるのではないかと言われていました。
動画を見てみたところ、確かに硬式とまではいきませんが、A球と比べるとボールのバウンドが低くなっています。動画内では、2バウンド目でボールの勢いが失速するということで今までとは守り方も変わってくる可能性があります。

 また、もしかするとバントも以前よりも転がしやすくなる可能性があり、守備でもバントでのダッシュが肝心となってきそうです。

トクさんTVでは、M球でロングティー!

 また、同じく人気野球YouTuberのトクさんTVさんでも新軟式ボールのM球を使って様々な検証を行っています!
トクさんTVに登場する、モンスターサワダさんがM球のボールを使ってロングティーを行う動画なのですが、なんとフェンスを悠々と越えて防球ネットに直撃するほどの大飛球を飛ばしています!軟式を150mも飛ばすなんて超スラッガーですね!

 また、現在販売されている複合バットを使って、現行軟式ボールA球と新軟式ボールのM球をロングティーで打ち比べている動画もあり、これは参考になります!トクさんの感覚では、上がった打球がM球はA球よりも伸びやすいようです。外野の守り方も変わってきそうです。
 あと、A球よりもM球は硬式球に感覚が近付いているようです!

 

 また、11月にはミズノのビヨンドマックス・ギガキングが発売され、ギガキングは新軟式のM球と相性が良いと公式でも発表しています。
あとZETTのブラックキャノンは、新軟式M球と相性が良いという話も聞きます!

トクさんTV、M球で守備の違いを体感!

 また、打撃だけではなく、守備の部分でもM球と現行のA級の違いを比べていました!
M球は、以前よりもクボミがあるのでかなり滑りにくいので、内野手は送球が安定しやすくなると考えられます。
動画内でも、ジュンさんの感覚ではスナップスローがしやすくなるかもとコメントしています。

 ノックでは、打球速度がかなり速くなっており、間を抜けるヒットが増えていきそうですね。
バウンドも明らかに跳ねにくくなっているので、バウンドに対する合わせ方がかなり変わってきそうです。硬式に慣れている高校球児も以前より対応しやすくなっていると思われます。
 2バウンド目以降は、より跳ねにくいので内野手はバウンドの合わせ方をしっかりと練習しておきたいですね。